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川村会長「アリ―猪木」戦は「総合格闘技のお手本になった試合」

[ 2016年6月5日 05:30 ]

1976年6月、アントニオ猪木(右)と対戦するプロボクシングの世界ヘビー級王者ムハマド・アリ氏

モハメド・アリ氏死去

 猪木氏と親交があり、総合格闘技大会を手掛けたこともある大手芸能事務所「ケイダッシュ」の川村龍夫会長(75)は、「アリ―猪木」戦を「総合格闘技のお手本になった試合」と評した。

 会場で観戦し「打撃と寝技を得意とする選手同士のすさまじい攻防だった」と回想。当時は「茶番劇」などとする向きもあったが「クレバーな戦い方として、後の数多くの総合格闘家が絶賛していた」と語る。95年には両氏の北朝鮮渡航に同行。アリ氏はパーキンソン病で手が震えるなどの症状が出ていたが、「荷物を付き人に任せることなく自分で持ち歩いていた。自分のことは自分でするという誇りと、スポーツマンとしての振る舞いが素晴らしい人だった」と悼んだ。

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2016年6月5日のニュース