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モデルボクサー高野 引退発言撤回「心を入れ替えて、ゼロから」

[ 2016年5月28日 05:30 ]

会見で引退発言を撤回し、頭を下げる高野人母美(左)。右は協栄ジム・金平桂一郎会長

 東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者のモデルボクサー・高野人母美(28=協栄)が都内で会見を開き、引退発言を撤回して謝罪した。6月6日に後楽園ホールで予定していた韓国人選手との6回戦は中止され、2ラウンドのエキシビション(相手未定)を行う。

 高野は18日の会見で、次戦で引退すると発言。海外出張中の金平桂一郎会長(50)が試合中止を示唆する騒動に発展していた。高野は引退発言について「自分への甘え、プレッシャーから思わず言ってしまった。前から自分には(ボクシングは)無理なのではと思う部分があった」と説明。帰国した金平会長と24日に会って謝罪し、現役続行の意思を伝えたという。

 同会長は「誰でも悩むが、公の場で考えもなしに言うのはボクサーとして自覚が足りない」と試合中止を決定。今後の処遇は練習態度を見て決めるとした。高野は涙ぐみながら「心を入れ替えて、ゼロからボクシングに励みたい」と頭を下げた。

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2016年5月28日のニュース