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河野&田口 本格的に練習再開「8月下旬にダブル防衛戦が有力」

[ 2016年5月20日 19:04 ]

内山の写真の前でポーズを決める河野(左)と田口

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(35=ワタナベ)とWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(29=同)が20日、東京都品川区のワタナベジムで本格的に練習を再開した。ともに4月27日に3度目の防衛に成功。次戦の対戦相手は2人とも決まっていないが、渡辺均会長は「8月下旬にダブル防衛戦が有力」と明かした。

 河野については19日にWBAが暫定王者で同級1位のルイス・コンセプシオン(30=パナマ)と統一戦交渉を行うよう指示を出した。30日以内にまとまらなければ入札になるという。昨年、パナマで行われたWBA総会に出席してコンセプシオンの試合を観戦し、握手もしたという河野は「小さいけどパワーがある。右が強くて(14年3月に王座を奪った)デンカオセーン(タイ)みたいな感じ。かみ合うと思う」と印象を語り、「望むところ。やってやるという感じ」と前向き。もっとも、7月2日に芽衣夫人との挙式が控えており、「まだ試合という気分にはなっていない」と苦笑した。渡辺会長は「30日以内に交渉したいが、河野は誰が相手でも頑張ってくれる」と含みを持たせた。

 一方、V3戦後に大阪・道頓堀で大好物のたこ焼きに舌鼓を打つなど「食い倒れ」を満喫したという田口は既に前週から練習を再開。V3戦ではランダエタ(ベネズエラ)から5度ダウンを奪いTKO勝ちしたが、「一発でダウンを奪えるような力強いパンチをつけたい」と課題を挙げた。対戦候補としては指名挑戦者となる同級1位に宮崎亮(井岡)が浮上したほか、WBO世界ミニマム級王座を返上して階級を上げた田中恒成(畑中)や日本王者の拳四朗(BMB)ら日本人のライバルが多いが、「日本人対決ならホントに盛り上がるし、誰とやっても勝つ自信はある。世界チャンピオンだと思わせる試合をして勝ちたい」と意気込んだ。

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2016年5月20日のニュース