×

内山 まさかの王座陥落 2回KO負け 12度目の防衛に失敗

[ 2016年4月27日 21:15 ]

<WBA世界S・フェザー級TM 内山高志・ジェスレル・コラレス>1R、挑戦者の右ロングをまともにもらう内山

 内山、まさかの王座陥落――。WBA世界スーパーフェザー級王座統一戦は27日、東京・大田区総合体育館で行われ、スーパー王者・内山高志(36=ワタナベ)は暫定王者で同級1位のジェスレル・コラレス(24=パナマ)に2回2分59秒KO負け。勝てば元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高が持つ日本記録の13連続防衛に王手だったが、12度目の防衛に失敗した。

 内山陣営は当初、悲願の海外進出へ向けて無敗の元WBA世界フェザー級スーパー王者ウォータース(ジャマイカ)と交渉。だが、交渉が難航した上にWBAからはスーパーフェザー級正規王者フォルトゥナ(ドミニカ共和国)との統一戦を指令された。さらにフォルトゥナとの交渉も不調で、最終的に対戦相手がコラレスに変わった。米国進出もお預けとなり、内山も珍しく「モチベーションが下がった」とこぼしたが、「試合が決まったら1対1で負けたくない」と闘争心を奮い立たせ、これまでの防衛戦よりもキツい練習を自身に課した。

 しかし、立ち上がりから大きなパンチを振ってきたコラレスに手こずり、2回に左フックを受けて最初のダウン。さらに2度倒され、1ラウンド3ノックダウンのWBAルールで無念のKO負けとなった。

続きを表示

2016年4月27日のニュース