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皇治 不完全燃焼…初戦で散るも「超満員は俺のおかげ」

[ 2016年4月25日 05:30 ]

<K-1 -60Kg日本代表決定トーナメント>1R、皇治(左)は顔面から流血するも卜部功也を激しく攻める

スポニチ後援K―1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 60キロ級日本代表決定トーナメント

(4月24日 東京・代々木第2体育館)
 8人によるトーナメントが行われ、皇治(26=SFK)は1回戦で卜部功也(26=チームドラゴン)に0―3の判定負けを喫した。対戦が決まってから挑発を続けてきたが、リング上では不完全燃焼。偶然のバッティングで右目尻を切り、金的にローキックを受けるアクシデントもあり、初代60キロ級世界王者を攻略できずに終わった。

 “なにわのKOエンペラー”が初戦で散った。アクシデントは1R早々に訪れた。卜部功の頭がぶつかり、右目尻を裂傷して流血。1分30秒すぎには左ローキックを股間に受けた。1分間のインターバルを経て再開となったが、流れは完全に相手に奪われた。右目の視野が狭くなり、何度も左ストレートをもらって、0―3の判定負け。試合後は「普通に功也君が強かった、うまかった」と相手の実力を認めざるを得なかった。

 C大阪ジュニアチームに所属したが、幼少期からけんかっ早く、中学で本格的に格闘技を始めた。23日の会見では「ジュニア(卜部功)だけ実力があるけど、あとは楽勝」とトーナメントに出場する他の6選手を挑発。だが、唯一警戒していた相手は崩せなかった。

 4800人の観衆を集めたとあって「超満員は俺のおかげ」と負けてもビッグマウスは健在だ。今回が新生K―1初出場。「ファンが見たいというなら戻ってきたい」とリベンジに燃えていた。

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2016年4月25日のニュース