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内山、強烈右披露も反省「足止まった」12度目防衛戦へスパー

[ 2016年3月24日 20:35 ]

 ボクシングのトリプル世界戦(4月27日、東京・大田区総合体育館)に出場するワタナベジムの世界王者3人が24日、ジムの後援会メンバーが見守る中でスパーリングを行った。WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(36)は同級暫定王者ジェスレル・コラレス(24=パナマ)との王座統一戦&12度目の防衛戦へ向け、ジムワークと並行して下半身を鍛えるフィジカルトレーニングを実行中。4ラウンドのスパーでは何度も強烈な右ストレートを打ち込んだが、「足が止まって、追い打ちが出なかった。あれだけ当たったらスパーでも倒さないと」と反省を口にした。

 3度目の防衛戦に臨むWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(35)は2人を相手にした6ラウンドで強烈なプレッシャーをかけて攻めこんだ一方、アッパーを食らう場面も。「見ている人が多すぎて力んでしまった。ここ最近で一番ダメな内容。また仕切り直しです」と苦笑い。挑戦者の同級7位インタノン・シッチャモアン(29=タイ)の試合をビデオでチェックし、「パワーと一発がある。うかつに右を打つと右を思い切り振ってくるのでガードをしっかりしないといけない」と話した。

 WBA世界ライトフライ級王者の田口良一(29)は同級7位ファン・ランダエタ(37=ベネズエラ)が相手の3度目の防衛戦へ、現在は週4回のハイペースでスパーを消化。この日の4ラウンドは身長の低い相手に広いスタンスで踏み込むパンチが目立った。「疲れがたまっている。足は動いているけど、上半身が重くてパンチが遅い」と自己分析。次週からは週3回スパーのペースにする予定で、「今は54キロなので減量は5キロぐらい。調整はうまくできている」と明かした。

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2016年3月24日のニュース