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ホーガン SEX動画流出で128億円の賠償金ゲット!!

[ 2016年3月20日 05:30 ]

性行為の動画流出訴訟で勝訴したハルク・ホーガン

 落語家の桂文枝(72)とみられる男性の全裸写真がインターネット上に流出する騒動が起こる中、米国では、自身の性行為をネット上に公開された人気プロレスラーのハルク・ホーガン(62)がプライバシーを侵害されたとしてニュースサイトの運営会社を提訴し、18日に運営会社に1億1500万ドル(約128億円)の支払いを命じる判決が出された。

 AP通信などによると、ホーガンが知人女性と性行為をしている様子が写ったビデオをネットのニュースサイト「ゴーカー」が公開。ビデオは約1分で、匿名でゴーカー側に提供された。ホーガン側は約700万回、再生されたとしている。

 訴訟でゴーカー側は、ハルク・ホーガンとして私生活の内容を自ら明らかにしてきたことなどを挙げ、公開に理由があると主張。裁判は2週間に及び、6人の陪審員らは6時間評議を行った上でホーガン側を支持した。ホーガンは涙し、担当弁護士は「これは、タブロイド・ジャーナリズムの被害を受けてきたすべての人にとっての勝利だ」と述べた。ゴーカー側は、控訴審に上訴する方針を示しているという。

 ホーガンは80年5月に初来日。83年6月のIWGP決勝戦で必殺技「アックスボンバー」で現参院議員のアントニオ猪木氏(73)をKOするなどし、「イチバ~ン」の決めゼリフで日本マット界を席巻。世界を代表するプロレスラーで、米国の2大プロレス団体WWF(現WWE)、WCWの王座に輝いている。

 米国では近年、著名人のゴシップに関するニュースなどを扱うニュースサイトが増加。著名人のプライバシーと表現の自由が争われた訴訟として注目を集めていた。

 文枝の流出騒動も今後が気になるところ。法曹関係者は「日本は、損害を金銭的に評価した額を賠償額とする制度。精神的損害の金銭的評価について裁量が働くことが考えられるが、懲罰的損害賠償を認めることはない」としており、裁判になっても賠償金が米国のように“高額”になることはなさそうだ。

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2016年3月20日のニュース