ベガスでＫＯ負け　三浦再起誓った「もう一度王者目指す」

激闘から一夜明け右まぶたを腫らした三浦は取材に応じる

　ボクシングのＷＢＣ世界スーパフェザー級王座５度目の防衛戦で、同級１位の最強挑戦者バルガス（３０＝メキシコ）に９回ＴＫＯ負けした前王者・三浦隆司（３１＝帝拳）が２２日、米ラスベガスで「悔しくて寝られなかった。後悔が頭の中に凄くある」と語った。

　初回に右フックでぐらつき、４回に左ストレートでダウンを奪い逆転。ペースをつかんだ８回にもＫＯ寸前まで追い込んだが、９回によもやの大逆転負けを喫した。倒すか倒されるかの豪快なファイトスタイルは米国でも高く評価され、ＷＢＣや中継局ＨＢＯの関係者はバルガスとの再戦に前向き。三浦は「チャンスをいただけるなら、もう一度王者を目指したい」と再起を誓った。