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卜部弘嵩 弟KOでK―1頂点!1月のリベンジ成功

[ 2015年11月22日 05:30 ]

弟・弘嵩(右)に左フックを見舞う卜部功也

 K―1ワールドGP2015は3大タイトルマッチが行われ、兄弟対決となった60キロ級は兄の卜部弘嵩(26=チームドラゴン)が弟の王者・功也(25=チームドラゴン)を倒してタイトルを奪取した。55キロ級は王者・武尊(たける、24=チームドラゴン)が初防衛。メーンの65キロ級は挑戦者・木村“フィリップ”ミノル(22=マイウェイジム)が1RでKO負けし、念願のタイトルを逃した。

 兄弟対決を制し、挑戦者の兄・卜部弘嵩が60キロ級の王座に就いた。弟で王者の功也にKO勝ち。「何とも言えない。本当にうれしい。向こうが倒しにきてくれたことでチャンスが生まれたと思う」とベルト奪取を笑顔で振り返った。

 今年1月の初代王座決定戦。この日と同じ兄弟対決で敗れ、弟の戴冠を許した。リベンジにかけた今大会だったが直前に右足ふくらはぎの肉離れに見舞われた。一時は歩けないほどだったが、執念でリングに上がった。試合展開も1Rから2R中盤までは苦しい展開だった。だが起死回生の右の跳び膝蹴りが弟の顔面を捉え、ダウンを奪って形勢逆転。3Rは再度の右跳び膝蹴りで沈めた。「功也、ありがとう」と弟に感謝の言葉を送る一方で「受けて立ちますよ」と三たびの兄弟対決も辞さない構えで新王者の貫禄を漂わせた。

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2015年11月22日のニュース