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興毅、前日計量で河野に“プレゼント”「受け取ってビックリ」

[ 2015年10月17日 05:30 ]

計量後、スニッカーズを河野に手渡す亀田興毅(C)亀田プロモーション

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ

(10月16日 米シカゴ・UICパビリオン)
 前日計量が15日、米シカゴ市内のホテルで行われ、2度目の防衛を目指す王者の河野公平(34)は52・0キロ、日本初の4階級制覇を狙う挑戦者の亀田興毅(28)が52・1キロで、ともに一発でクリアした。興毅は計量後、チョコレート菓子「スニッカーズ」を河野にプレゼントする“奇襲攻撃”を仕掛けた。

 日本では河野の会見にアポなしで乱入し、米国入り後も挑発を繰り返してきた興毅。計量後も“奇襲”を仕掛けた。両者ともに一発でクリアし、恒例のにらみ合いの写真撮影を終えると、興毅は河野の肩を叩き、ポケットから自らがCM出演するチョコレート菓子「スニッカーズ」を取り出して手渡した。

 「(河野が)ずっと俺の顔を見てたから、そんなに怒らんとね、腹減ってイライラしてたんやないかと思った。ほんで、おなかがすいたらスニッカーズがいいかなと」

 ちゃっかりスポンサーのアピールをするパフォーマンスで高笑い。そのサプライズプレゼントを河野が受け取ったことについて「(チョコを)受け取ったからびっくりしたな。逆の立場だったら、俺は受け取らんな」と王者を小バカにした。

 河野も負けてはいない。スニッカーズを手に写真撮影に応じる大人の対応を取ったものの、その後は客席に向かってポイ。「深く考えませんでした。計量の観客の人たちが欲しがっていたので彼らに向かって放り投げました」とやり返した。試合前日のパフォーマンスは互角だった。

 13年12月の世界戦混乱問題を機に亀田家が事実上の国外追放処分を受け、異例の米国開催となった日本人同士の世界戦。バンタム級から1階級下げての減量も難なくクリアした興毅は「俺が勝つのは100%。あとはどのラウンドでKOするか。スター性、カリスマ性を米国の人にも見てほしい」と自信たっぷりに語った。

 一方、3月に結婚した芽衣夫人(35)ら約40人の応援団も現地入りし、準備万全の河野は「(減量は)今までで一番楽。100%KOで勝つことしか頭にありません」と強気に語った。

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2015年10月17日のニュース