木村　平本に３―０判定勝ち！１１・２１タイトル挑戦決定

２回、木村（左）の強烈なパンチが平本の顔面にヒット

　「Ｋ―１　ＷＯＲＬＤ　ＧＰ　２０１５　ＩＮ　ＪＡＰＡＮ～ＳＵＲＶＩＶＡＬ　ＷＡＲＳ」（スポニチ後援）が２２日、東京・後楽園ホールで行われ、メーンの６５キロ級スーパーファイトで木村“フィリップ”ミノル（２２＝マイウェイジム）が昨年のＫ―１甲子園王者・平本蓮（１７＝チームペガサス）に３―０の判定勝ち。１１月２１日に６５キロ級初代王者のゲーオ・フェアテックス（３１＝タイ）に挑戦することが決定した。

　格の違いを見せつけた。１７歳のスーパールーキー相手に、木村は宣言した通りの「爆発的なド突き合い」を披露。２回にダウンを奪うなど一方的な内容で３―０の判定勝ちだ。

　「これまではずっと格上相手でチャレンジャーの試合でしたが、きょうは初の格下相手でプレッシャーもありましたよ」と本音をのぞかせたが、念願のタイトル挑戦が決定したことを聞かされると表情が引き締まった。

　６５キロ級初代王者のゲーオには今年１月、ダウンを奪って２―０の判定勝ちを収めている。「Ｋ―１を背負う一人として、次の試合は全人生を注ぎ込みます」。ブラジル出身で幼少期に日本に移り住んだ２２歳。昨年１１月に旗揚げされた新生Ｋ―１のニューヒーローが、いよいよ天下獲りに挑む。