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内山 V10へスパー公開、万全アピール 勝てば海外進出

[ 2015年4月27日 05:30 ]

10度目の防衛戦へ向けて練習を公開した内山

WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 スーパー王者・内山高志―同級7位ジョムトーン・チューワッタナ(25=タイ)

(5月6日 大田区総合体育館)
 10度目の防衛戦を控えるスーパー王者の内山高志(35=ワタナベ)は都内で2回のスパーリングを公開した。相手を務めたのは、1階級上のライト級で日本と東洋太平洋の王座獲得経験のある荒川仁人だったが、強打でロープ際にはじき飛ばすなど気合の入った動きを見せ「コンディションは万全。調子がいいとか悪いとかは自分にはない」と自信を見せた。

 節目となる10回目の防衛戦を前に“ご褒美”が用意された。渡辺均会長は「ワタナベジムは内山のおかげでここまで来られた。勝てば、次は希望する相手や場所での防衛戦を実現させたい。感謝の気持ちです」と内山が熱望する海外進出を全面的にバックアップすることを約束した。内山自身は昨夏に米ラスベガスを初視察するなど準備を進めている。ジム側が本腰を入れれば夢の実現はぐっと近づくだけに、こんなうれしい話はない。内山は「今はジョムトーン(・チューワッタナ)のことしか考えない。チャンスがあれば倒したい」とまずはムエタイで300戦以上の経験を誇る試合巧者との一戦に集中していた。

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2015年4月27日のニュース