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ノアの森嶋猛が現役引退 血液検査で異常数値にドクターストップ

[ 2015年4月21日 12:05 ]

引退が発表されたノアの森嶋猛

 プロレスリング・ノアの元GHCヘビー級王者、森嶋猛(36)が21日、現役引退を発表した。

 ノアがマスコミ各社へのファクスと、公式HPで発表したもの。森嶋は「グローバルタッグリーグ戦2015」に出場予定だったが、16日に右肩腱板損傷、左膝内側側副靭帯損傷、左肘内側側副靭帯損傷、および肘部管症候群のため欠場すると発表していた。

 この日は、ノアの田上明社長名で「森嶋猛選手につきまして、この度、引退をすることになりましたことをご報告申し上げます」と報告。

 理由として「先に欠場を発表させていただきました通り、多くの負傷箇所を抱えて長年、試合に臨んでいた森嶋選手ですが、血液検査の結果、血液中のヘモグロビンHbA1cの数値が異常に高く、ドクターストップがかかってしまいました。今後、治療を続けてもノアの最前線で試合をしていくことは不可能との判断から森嶋選手自身が引退という決断に至りました」と説明した。

 ファンに対しては本人から直接報告、あいさつを予定しているといい、詳しい日時、会場、引退セレモニーについては決まり次第発表するとしている。

 森嶋は98年3月に全日本でデビュー。00年にノアの旗揚げに参加、02年には力皇猛とのタッグチーム「WILD II」でGHCタッグ王座を奪取。03年にシングルタイトル初のWLWヘビー級王となった。08年には故三沢光晴さんを下し、GHCヘビー級王座を獲得するなど活躍を続けていた。

 ヘモグロビンHbA1cは糖尿病と密接な関係を有するもので、この値が高ければ多くのブドウ糖が余分に血液中にあってヘモグロビンと結合してしまっていることを示し、血糖値が高くなる。

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2015年4月21日のニュース