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山中 悲願統一へIBF有力候補 現在空位

[ 2014年10月23日 06:49 ]

<WBCバンタム級TM 山中慎介・スリヤン・ソールンピサイ>8回、スリヤン(右)からダウンを奪う山中

WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 ○王者・山中慎介(帝拳) 判定 同級1位スリヤン・ソールンビサイ(タイ)●

(10月22日 代々木第2体育館)
 来年は山中が熱望する統一戦の実現に向けて本格的に動きだす。現在他団体の王者はWBAがマクドネル(英国)、WBOが亀田和毅、IBFは空位だ。

 英国の選手は欧州以外での試合を嫌がるため、現時点で有力な候補は25日にIBF王座決定戦に挑む同級1位のカバジェロ(米国)。帝拳ジムの本田明彦会長は「勝って王者になれば、一番交渉がしやすい」という。11月1日に米シカゴで3度目の防衛戦を行う亀田和毅は昨年12月の世界戦混乱問題による処分で現在国内で試合ができない状況だが、同会長は「問題が解決すれば、いつでもやる」と語る。

 開催地にはこだわっていない。同会長は「防衛回数の記録を狙っているわけではない。どこへでも行く」と米国など海外進出も狙っていく方針。「サウスポーでパンチがある選手はなかなかやってくれない」と過去にも対戦相手選びで苦労してきたが、来年はビッグマッチ実現に向けて本腰を入れることになりそうだ。

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2014年10月23日のニュース