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内山 今年初戦が大みそか V9戦「たまった分爆発させる」

[ 2014年10月17日 05:30 ]

大みそかのトリプル世界戦でV9戦の相手・イスラエル・ペレスの写真を手にするWBAスーパーフェザー級王者の内山高志

トリプル世界戦・WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 王者・内山高志 VS 同級9位・イスラエル・ペレス

(12月31日 大田区総合体育館)
 ボクシングのワタナベジムはトリプル世界戦を12月31日に東京・大田区総合体育館で開催すると発表した。1年ぶりの試合となるWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志は同級9位のイスラエル・ペレスと9度目の防衛戦を行う。亀田興毅との指名試合が先送りとなったWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平は同級5位のノルベルト・ヒメネスと初防衛戦を行い、WBA世界ライトフライ級9位の田口良一は世界初挑戦する。

 ようやく内山の14年初戦が決まった。世界王者は年2、3戦が一般的だが、内山は今年1戦だけで、それが大みそか。昨年の12月31日以来のリングとなる王者は「同じ日本人の世界王者が試合をするのが、うらやましかった。世間に忘れられたころに試合になったけれど、気を引き締めて戦います」と少々自虐的に抱負を口にした。

 ここまで試合がなかった理由はケガなどではなく、内山が強すぎるがため。当初は9月ごろを計画していたが、指名挑戦者であるはずの暫定王者バスケス(コスタリカ)が他の選手との試合を決めてしまった。相手に逃げられて計画通りに試合が組めず、自己最長となる1年のブランクとなった。ただ過去に右拳の負傷で10カ月試合をしなかったこともあるだけに「慣れているので不安はない」ときっぱり。日々の練習でスパーリングを取り入れ、試合勘が鈍らないようにもしてきた。

 相手のペレスはシドニー五輪代表で、ここ11年間負けなし。「アマの成績は相手が上。しっかり勝ちたい。たまった分を爆発させたい」。KOダイナマイトの導火線に火が付いた。 

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