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猪木氏が北朝鮮入り 平壌でプロレス大会開催

[ 2014年8月28日 23:04 ]

北朝鮮に到着し、平壌市内のホテルでの記者会見で気勢を上げるアントニオ猪木参院議員(前列左から3人目)ら

 北朝鮮・平壌で日朝のスポーツ関係者が共催するプロレス大会を開くため、元プロレスラーのアントニオ猪木参院議員(次世代の党)が28日、平壌に到着した。北朝鮮が拉致被害者再調査に応じ日朝関係が動きだす中、30~31日に開催される大会に金正恩第1書記が姿を見せるかどうか、注目される。

 猪木氏は28日夜、北朝鮮外交の重鎮である朝鮮労働党の姜錫柱書記と会談した。滞在中、北朝鮮で対外的に国家元首の役割を担っている金永南最高人民会議常任委員長との会談も調整されている。

 北朝鮮側は張雄国際オリンピック委員会(IOC)委員が大会の実行委員長を務める。猪木氏は姜氏との会談に先立ち平壌のホテルで記者会見し「スポーツ交流を通じた世界平和が人生のテーマ。大会を成功させ平壌から平和を伝えたい」と話した。張氏も「大会が(日朝関係で)良い力になってほしい」と期待を示した。

 日本からは約60人の観客が29日に平壌に入る予定で、7月の渡航自粛措置の解除後、初の大型観光ツアーとみられる。大会2日目の31日は、インターネット動画配信サービス「ニコニコ動画」が生放送する予定。(共同)

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2014年8月28日のニュース