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石井 流血ドクターストップで初防衛失敗 老かいミルコに屈す

[ 2014年8月24日 05:30 ]

ミルコ(右)と打ち合う石井

 「IGF2」は23日、東京・両国国技館で行われた。メーンでIGF王者の石井慧(27=I DASH RHINO)は挑戦者のK―1王者のミルコ・クロコップ(39=クロアチア)に2回2分37秒、ドクターストップで敗戦。初防衛に失敗した。ミルコは第4代王者に輝いた。

 悔しい敗戦だった。石井は序盤から軽快にパンチを繰り出し、ミルコの打撃に左のカウンターを合わせるなどペースを握った。さらに左ミドルキックをキャッチし、テークダウンしたが、相手を押さえつけて頭が下がったところにミルコの左肘が当たり、左額から流血。1回は何とか続行したものの、2回になっても流血は止まらず無念のドクターストップとなった。

 応急処置を施されて会見した石井は「相手も、パンチは一発ももらっていない。止められたら仕方ないです」とサバサバした様子で話した。オランダではガードを上げて相手の右ハイキックに対抗し、視野を確保して反撃するミルコ対策を繰り返してきただけに惜しまれる。今後は「オファーが来ているので、そちらを考えている」と11月11日のM―1北京大会への出場を明言。試合を観戦したアントニオ猪木会長は「石井とミルコはもう一度やらせてもいいのでは。あんな結果なら」と再戦を示唆した。ミルコは大みそかへの参戦が決定しており、その時にリベンジとベルト奪回を狙うことになりそうだ。

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