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44歳池山、最年長王座奪取 黒木は判定新王者 女子ダブル世界戦

[ 2014年5月17日 18:35 ]

WBO女子アトム級世界戦4回、ジョゼベル・パガデュアン(右)に左フックを浴びせる池山直

 ボクシング女子のダブル世界戦各10回戦は17日、大阪市のアゼリア大正ホールで行われ、世界ボクシング機構(WBO)アトム級王座決定戦で44歳の池山直(フュチュール)が勝ち、男女を通じて国内最年長の世界王座獲得となった。世界ボクシング評議会(WBC)ミニフライ級では挑戦者の黒木優子(YuKO)がタイトルを奪取した。

 池山は積極的に前に出て29歳のジョゼベル・パガデュアン(フィリピン)に3―0で判定勝ちし、世界ボクシング協会(WBA)女子スーパーフライ級で昨年11月に藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が新王座に就いた38歳を更新した。

 23歳の黒木は、初防衛を狙った26歳の安藤麻里(フュチュール)との激しい打ち合いを左ストレートなどで優位に進め、3―0の判定で破った。

 ◆池山 直(いけやま・なお)国内女子公認前の03年にプロデビューし、非公認団体で世界王座を保持。公認後の戦績は8戦6勝(1KO)2敗。44歳。岡山県出身。

 ◆黒木 優子(くろき・ゆうこ)3歳でスキーを始め、福岡・中村学園女高時代にはインターハイと国体に出場。08年12月に高校3年でプロデビュー。戦績は16戦11勝(6KO)4敗1分け。23歳。福岡県出身。

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