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大毅がIBF王座返上「負けたことが悪い」世間騒がせ謝罪も

[ 2014年3月19日 17:36 ]

2013年12月、IBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦でソリス(右)を攻める亀田大毅

 ボクシングの亀田大毅選手(25)=亀田ジム=が19日、昨年12月の世界戦で計量に失敗した相手に敗れた後も保持していた国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級のタイトル返上を表明した。トレーニングのため渡米する前に成田空港で「IBFに返上しようと思う。負けたことが悪いし、それは認める。お騒がせして申し訳ありませんでした」と語った。

 日本ボクシングコミッション(JBC)の秋山弘志理事長は、同選手の王座返上について「ある程度評価したい。変な状況は解消した方がいい」と話した。IBFからは、規定上は亀田大選手がタイトルを保持しているが、王座をめぐる見解で混乱を起こした点について謝罪があったことも明らかにした。

 問題となった昨年12月の王座統一戦は、相手だった世界ボクシング協会(WBA)のリボリオ・ソリス選手(ベネズエラ)が前日計量で体重超過により失格しながら開催された。IBFの代表者は、亀田大選手が試合に負けた場合の王座は空位になると説明したが、同選手の判定負け後にこれを翻し、王座を保持すると発表した。

 JBCは、勝敗に関係なく王座を保持できることを事前に知っていながら報告を怠り、混乱を招いたとして、2月に亀田ジムの会長とマネジャーのライセンス更新を認めない処分を発表した。

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2014年3月19日のニュース