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棚橋、中邑下し初戴冠!奏でたハイフライフロー“二重葬”

[ 2014年1月5日 05:30 ]

新王者の棚橋は恒例のエアギターを披露する

新日本レッスルキングダム8 ○棚橋弘至―中邑真輔●

(1月4日 東京ドーム)
 棚橋が初戴冠だ。メーンのIWGPインターコンチネンタル選手権は挑戦者の棚橋弘至(37)が王者・中邑真輔(33)の左膝を集中攻撃して相手を封じ、23分24秒、片エビ固めで倒して第7代王者となった。IWGPヘビー級選手権は王者のオカダ・カズチカ(26)が内藤哲也(31)を下して7度目の防衛に成功した。
【試合結果】

 七色に輝くカクテル光線の中で棚橋が「東京ドームの皆さん、愛してます」と右手を突き上げると、3万5000人のファンも「愛してます」のコールで応え、館内が揺れた。棚橋が第7代のインターコンチネンタル王者に君臨した瞬間だった。

 11年9月以来約2年3カ月ぶりとなったライバル中邑との死闘。序盤から相手左膝に集中攻撃し、必殺のボマイェを封じた。ドラゴンスクリューからテキサス四つ葉固めで追い込んでいく。そして23分24秒。得意のハイフライフローの連発から片エビ固めで決めた。

 ライバルを撃破し白いベルトを獲得した棚橋は「特別な相手に勝ってホッとしています。プロレスを信じてやってきて本当に良かった」と笑みがこぼれた。

 すべては4年連続で東京ドームのメーンに立った棚橋の意地だった。本来ならばIWGPヘビー級選手権がメーンになるはずが、ファン投票でメーンに抜てき。それだけにぶざまな姿を見せるわけにはいかない。中邑の打撃を何度食らっても必死に立ち上がってみせた。

 1つ前のオカダと内藤の戦いも刺激になった。「俺が嫉妬するような試合を見せられたが、自分も負けてない」としっかりと結果を出すことでファンの気持ちはつかんだ。「新日本のエースは俺。14年も俺を中心に回っていく」。棚橋が決意を新たにした。

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