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後藤「俺たちしかできない試合」 柴田との友情対決にドーム感動

[ 2014年1月5日 00:41 ]

 新日本プロレスの新春恒例のビッグマッチ「WRESTLE KINGDOM8 in 東京ドーム」は4日、東京ドームに満員の3万5000人の観衆を集めて行われ、後藤洋央紀(34)が柴田勝頼(34)との同級生対決を制し、昨年8月以来5カ月ぶりの復帰戦を白星で飾った。

 三重・桑名工高で同級生だった2人の対決は、これまで柴田の1勝2分け。試合はエルボー、ラリアット、キックが交錯するハードな打撃戦となり、柴田が5カ月前に骨折した後藤のあごを容赦なく攻撃する場面も。それでも気迫で上回った後藤が最後はラリアット3連発から必殺の昇天・改を決め、柴田から初勝利を挙げた。

  試合後、2人はリングで言葉をかわし、柴田が後藤の腕を掲げて勝者を称えるポーズも。柴田がダメージの大きい後藤に肩を貸して引き揚げると、ドームの大観衆は2人の友情に大きな拍手を送った。

 バックステージで柴田とがっちりと握手をかわした後藤は「俺たちは今日、全力でつぶし合いました。それでも殺し合っている訳ではない。今日の試合は俺たちにしかできない試合だった」と完全燃焼の表情。「今日勝ったことでやっと面と向かって言えます。お帰り、プロレスに」と総合格闘技を経て新日本に帰ってきた柴田へ言葉を送った。

 そして、今後柴田とタッグを組む可能性について問われると「この新日本プロレスで競い合っていきたい。それは組んだとしても同じ。(組むのは)大いにいいと思います」ときっぱり。「この1勝を機にトップに昇りつめます」と今後の目標にベルト獲りを掲げた。

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2014年1月5日のニュース