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井岡 早い回で仕留める 来春3階級挑戦、統一戦構想

[ 2013年12月31日 05:30 ]

一発で計量をパスした井岡(左)とアルバラード

プロボクシング WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 王者・井岡一翔―同級3位フェリックス・アルバラード

(12月31日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
 前日計量が大阪市内で行われ、リミット(48・9キロ)を700グラム下回る48・2キロで一発クリアした井岡一翔は好戦的な挑戦者を早いラウンドで仕留める構えを見せた。

 調印式の会見で堂々の勝利宣言だ。「3年連続で大みそかに試合ができるのはうれしいし、幸せ。思う存分に強さを発揮したい。王者でいる限り、誰にも負けない」。一昨年は衝撃の1回98秒で相手を沈め、昨年は計3度のダウンを奪って6回で決めた。アルバラードはKO率83%、軽量級では驚異的な強打を誇る。「申し分ない相手で、危機感を持って練習してきた。さらに強くなれたと思うし、自分でも楽しみ。興奮する」と語った。

 長いリーチを持ちながら、距離を詰めてくるファイター。「相手にとっては敵地だし、早い段階から勝負をかけてくる。急な展開になれば、早い回のKO決着もある。面白く熱い試合をします」と強気だ。

 来春にはビッグマッチ構想がある。フライ級に進出しての3階級挑戦、あるいは他団体王者との統一戦だ。井岡は「2014年に伝説をつくるためにも、この試合をクリアしないといけない」と力を込めた。

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2013年12月31日のニュース