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村田 2・22マカオで3戦目内定!2戦目KOで弾みつける

[ 2013年11月27日 05:30 ]

サラストレーナー(左)が持つミットにパンチを叩き込む村田

ノンタイトル8回戦 村田諒太―デーブ・ピーターソン

(12月6日 東京・両国国技館)
 ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27=三迫)が26日、都内でプロ2戦目に向けた練習を公開した。プロ3戦目として来年2月22日にマカオで開催される米興行大手「トップランク」の興行に参加することが内定。早くも3戦目で海外進出するゴールデンボーイはマカオ興行に弾みをつけるKO勝利を宣言した。

 村田の周囲が早くもプロ3戦目に向けて動き出した。村田が契約するトップランク社は来年2月22日にマカオで、ロンドン五輪金メダリストの村田、鄒市明(ゾウシミン)(中国)、メホンツェフ(ロシア)の3選手が出場する「リング・オブ・ゴールド」と命名した興行を計画。村田の試合を放送するフジテレビ関係者らは24日にマカオで行われた世界6階級制覇王者パッキャオ対リオス戦を観戦し、同じ会場のカジノリゾート「ザ・ベネチアン」を下見した。同興行は約1万8000人の大観衆を集め、本場ラスベガスさながらの大盛況だった。マッチメークなどでサポートする帝拳ジムの本田明彦会長は「村田もこの流れに乗れればいい」と話した。

 村田自身は目の前の戦いに集中している。約1カ月のラスベガス合宿から前日25日に帰国し「いい練習ができた。100点だった」と仕上がりに胸を張った。同地では6回戦から8回戦になる長丁場の戦いに備えてきた。最長9回のスパーリングを行い、ペース配分の感覚を養った。さらにラスベガス近郊の「レッドロックキャニオン」という渓谷を約30分走って登るトレーニングなどでスタミナ強化を図ってきた。

 だが「いつかは長丁場の戦いの経験をしないといけないけれど、KOを狙うのが僕の仕事。しっかり仕事をこなしたい」とあくまで狙うのはKO勝利だ。6日は「ザ・ベネチアン」の責任者も来日して視察に訪れる予定で、村田に対する海外の注目度も高まっている。東洋太平洋王者の柴田明雄を2回TKOで下した8月のデビュー戦に続く会心のKO勝利となれば、海外進出へ向けて大きなアピールになる。

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2013年11月27日のニュース