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村田 デビュー戦だけでミドル級日本ランキング初登場1位

[ 2013年8月28日 06:00 ]

日本ミドル級1位となった村田

 ボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダリストでプロデビューした村田諒太(27=三迫)が、9月度の日本ランキングでミドル級の1位になることが決まった。日本ボクシングコミッション(JBC)は27日、ランキング委員会を開いて満場一致で決定。JBCによると、1試合でランキング1位となるのは史上初だという。

 村田は25日に6回戦でデビューし、東洋太平洋同級王者の柴田明雄(ワタナベ)を2回TKOで下した。同委員会委員長を務めるJBCの森田健事務局長は「6回戦(B級相当)だけれど、A級ライセンスも持っている。(日本王者より上位とされる)東洋太平洋王者に勝ったのだから1位に入るのは当然。内容も申し分ない。誰も反対意見はなかった」と説明した。デビュー1戦での日本ランク入りは64年東京五輪金メダリストの桜井孝雄の6位、68年メキシコ五輪銅メダリストの森岡栄治の6位、最近ではアマ7冠で日本ライトフライ級王者となった井上尚弥の6位などがあるが、1位でのランク入りは初のケースとなった。

 この日、オフだった村田は関係者から知らされ「初めてのことなので大変光栄です。もっと上の価値あるランキングにも入れるように頑張ります」とコメント。今後は世界挑戦に必要な世界ランキング入りも目指していく。

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2013年8月28日のニュース