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山中 “異常事態”にV4でバンタム級最強証明する

[ 2013年8月7日 06:00 ]

ミットに左を叩きこむ山中

 12日に東京・大田区総合体育館で行われる世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチで4度目の防衛戦を控えた王者・山中慎介(30、帝拳)が都内で練習を公開した。

 バンタム級はWBA王者の亀田3兄弟の長男・興毅に続いて、1日に三男・和毅もWBO王座を獲得して、日本に3人もの世界王者が存在する“異常事態”となり「一番強いのは自分だということを証明したい」と意気込んだ。

 誰が一番強いのか。世界戦4戦中3度KO勝利して高い評価を受けていても「周りの評価はどうしても気になる」という。和毅の試合は所用で終盤2ラウンドしかテレビで見ることはできなかったが「足をすごく動かしていた。22歳であのボクシングは凄いんじゃないですかね。3兄弟で一番きれいなボクシングだと思いました」と冷静に分析した。

 現時点で王座統一戦については「同じバンタム級ですから、いいんじゃないですかね」と話すにとどめた。「勝ち方でアピールしたい」。まずは直接対決より、試合内容でファンに問うつもりだ。「(調整は)夏場で苦労するかとも思ったが、順調にきた。準備は万端。試合を待つだけです」と仕上がりに自信を見せた。

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2013年8月7日のニュース