和毅、前日計量一発クリア　ＷＢＯ世界戦「歴史変わる」

　世界ボクシング機構（ＷＢＯ）バンタム級タイトルマッチ（８月１日・セブ＝フィリピン）の前日計量が３１日、試合会場で行われ、挑戦者で同級５位の亀田和毅（２２）＝亀田＝は５３・３キロで一発クリアした。王者のパウルス・アンブンダ（ナミビア）戦を前に「歴史が変わる。（勝つ瞬間を）ずっとイメージしてきた」と必勝を誓った。

　亀田３兄弟の長男で世界ボクシング協会（ＷＢＡ）バンタム級王者の興毅、９月に世界戦を控える次男大毅が見守る中での計量だった。３０日の昼以降は絶食だったという。声はかすれていたものの「ＫＯしたい。８回ぐらいに」と強気な姿勢を崩さなかった。

　３２歳のアンブンダは５３・１キロでパスし「接近戦でも離れても自信はある」と余裕の表情だった。（共同）