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2度目防衛成功の宮尾 千曲市に後援会発足も!

[ 2013年7月5日 06:00 ]

 WBA女子世界ライトミニマム級王者、宮尾綾香(29=大橋)が故郷・千曲市で支援の輪の広がりを肌で感じた。

 ボクシング界の上戸彩と称される美系ボクサーは、6月24日に前王者の安藤麻里を3―0の判定で返り討ちし、2度目の防衛に成功。30日から帰省して英気を養う一方、岡田市長への表敬や支援者のあいさつ回りをこなしてきた。

 その中で感じたのは「知ってくれている人が増えてきた。反応がうれしい」。ボクシング界に飛び込んで10年。対戦を告知する折り込み広告をあつらえてくれるなど、故郷の人たちの熱いサポートもあって徐々に知名度が上がってきた。

 今回、市内の複数企業がスポンサーに名乗りを上げ、後援会発足の動きも出てきた。また、千曲商工会議所からのオファーで、しなの鉄道屋代駅内の市民ギャラリーに8日から宮尾綾香コーナーがお目見えすることになり、綾香自ら展示ポスターづくりに参加した。

 千曲市の最強ヒロインとしてようやく認知されてきただけに、王座を明け渡す訳にはいかない。WBC女子アトム級王者の小関桃は11度の防衛に成功とあって「まだまだひよっこ。やっとアッパーが出せるようになり、距離感が何となく分かってきたかな。課題は多い」と貪欲だ。目指すは「力比べじゃなく、女性らしいテクニック」。美しいボクシングを追求していく。

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2013年7月5日のニュース