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全日分裂 武藤が新団体設立へ、諏訪魔は残留宣言

[ 2013年6月12日 06:00 ]

涙ながらに残留宣言した諏訪魔

 全日本プロレスの分裂が決定的となった。白石伸生新社長(40)は11日、都内で会見し、武藤敬司前会長(50)との間での株式譲渡に関する交渉が不調に終わっていることを明かした。

 白石社長は交渉は継続中としながらも、武藤側が新団体設立へ動いていることに「物には順序がある。交渉期間中にこういうのが出るのはいかがなものか」と不快感を示した。さらに、「このままでは今週いっぱいで交渉を打ち切る。違約条項の契約が残っているので、(今後は)それをどう円満に解除していくかという話し合いになる」と事実上の分裂を認めた。会見では3冠王者の諏訪魔も同席し、「全日本に残る決断をしました。全日本が好きで入団したので全日本を裏切ることはできない。全日本プロレス残留を決めました」と涙ながらに残留宣言した。30日の両国大会後に新体制などが発表される。

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2013年6月12日のニュース