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一翔の父「井岡ジム」会長に!弘樹氏は新ジム設立

[ 2013年5月28日 06:00 ]

8日の世界戦で王座を防衛し、記念撮影する(左から)井岡一法トレーナー、井岡一翔(1人おいて)井岡弘樹会長

 新生「井岡ジム」が6月にスタートする。プロボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔(24)が所属する井岡ジムは一翔の父・一法氏(46)が会長に就任。元世界2階級王者で現会長の弘樹氏(44)は、新たに西日本ボクシング協会に加盟する「井岡弘樹ジム」の会長となる。同協会は27日、大阪市内で開いた理事会で名義変更と新規加盟を承認した。

 関西で初めて世界王者2人を同時輩出した名門ジムが新体制を整える。大阪市浪速区久保吉にある井岡ジムは井岡一翔とWBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(24)の練習拠点で、一法氏がトレーナー兼プロモーターとして管轄している。元世界2階級王者で、一法氏の弟である弘樹会長は同市浪速区桜川にもジム施設を構えており、こちらではアマ選手を中心に指導している。6月1日から一法氏が井岡ジム(久保吉)の会長に就任、弘樹氏は新設する井岡弘樹ジム(桜川)の会長となる。同協会はこの日の理事会で名義変更と新規加盟を承認した。

 今月8日に揃って初防衛に成功した一翔と宮崎の両世界王者をはじめ、プロ選手は引き続き、井岡ジムで活動する。一法氏は「特に何も変わりませんが、兄弟で、それぞれ会長となります。いい選手を育てていけるように切磋琢磨(せっさたくま)したい」と意気込んだ。東洋太平洋スーパーフライ級14位の石田匠(21)ら両王者に続く有望選手が控えており、日の出の勢いだ。

 一方の弘樹氏は「いい選手を出せるよう頑張りたい」と兄に負けない選手育成に意欲をみせた。弘樹氏の現役時代は選手とトレーナーという関係で共闘した。兄弟はそれぞれ独立する形になるが、マッチメークなど運営は協力して関西からボクシング界を盛り上げていく。

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2013年5月28日のニュース