石井 一転柔道再挑戦!新ルール「悪用」だ
柔道の米国代表入りを目指す北京五輪柔道100キロ超級金メダリストでプロ格闘家の石井慧(26=I DASH RHINO)が11月24日に、米テキサス州アービングで行われる「プレジデント杯」で柔道に再挑戦することが分かった。
4月の全米体重別柔道選手権では、決勝の高橋徳三(36=米天理大コーチ)戦で下半身を手で触れて、まさかの反則負け。試合直後は「こんなルールでは勝てないし、柔道ではない。今後はゆっくり考えたい」と柔道撤退も示唆した。だが、時間がたつにつれて悔しさも込み上げ「この最悪な利害関係がうごめく(日本の)柔道界を変えられるのは僕しかいない。今の現場、どうにかせんといかんざき」と再挑戦を決断。「プレジデント杯」出場に向け、全米柔道連盟にもエントリー済みだ。
石井は4月27日に、拠点としている米ロサンゼルスから専属トレーナーとともにオランダに移動。UFCで活躍するゲガール・ムサシのジムで総合格闘技とともに柔道の練習を開始している。柔道の新ルールへの対策も実施済みで「あのルールを悪用する練習をしています。このルールを悪用させないかんざき」と新たな対応方法も考案中だ。「日本人に負けたままだと悔しいから、IGFに連続参戦してプレジデント杯であっと言わせます」。16年リオ五輪で柔道の米国代表を目指し、再びスタートを切る。
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