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“小橋好き”内館牧子さん 最前列で応援「ベストの引き際」

[ 2013年5月12日 06:00 ]

<小橋建太引退記念試合>試合前、小橋に紙テープを投げ入れる野田佳彦前首相(左)と内館牧子氏

小橋建太引退記念試合

(5月11日 日本武道館)
 大の小橋好きを公言している脚本家の内館牧子さん(64)も、リングサイドの最前列で声をからしながら最後の勇姿を見届けた。11年までプロレス大賞の選考委員を務めるなどプロレスに造詣が深いが、派手な技で大向こうをうならせるのではなく、いちずに水平チョップを繰り出す、その生真面目な姿に女心をわしづかみにされた。

 大相撲の横綱審議委員時代には、ろくに稽古をしない横綱・朝青龍に「小橋建太を見習いなさい!」と苦言を呈するなど、闘う男の理想像に小橋を位置づけてきた。ひいきの「鉄人」が25年間のレスラー生活にピリオドを打ったことには「(引退の)時期は本人が決めるもので、他の誰も決めることはできない。葉っぱが自然と落ちていくように、ベストの引き際だと思います」と理解を示した。

 内館さんにとっての“ベストバウト”は、05年7月の東京ドーム大会での佐々木健介戦。2人が200発以上のチョップ合戦を演じた究極のバトルだったが「人間の常識を超えるものを見せてもらった」と感謝の言葉を寄せていた。

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2013年5月12日のニュース