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宮崎 初防衛成功が母の日プレゼント、減量苦闘も「絶対負けん」

[ 2013年4月30日 06:00 ]

初防衛戦に向け、スパーリングを公開したWBA世界ミニマム級王者の宮崎亮

WBA世界ミニマム級タイトルマッチ 王者・宮崎亮―同級7位・カルロス・ベラルデ

(5月8日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
 母の日のプレゼントは初防衛成功や!宮崎亮が29日、大阪市内のジムでスパーリングを公開した。女手一つで育ててくれた母・恵美子さんに昨年はカーネーションとケーキを贈った。今年は初防衛戦の4日後が母の日だけに「勝利を届けます」と力こぶをつくった。

 ただ、減量が大きなカベだ。1メートル55と小柄ながら、筋肉質のがっちりした体格で1階級重いライトフライ級(48・9キロ)でも苦労した。昨年大みそかの世界奪取後に60キロ台に増え、前回以上にハードルが高かった。この日は練習の最後にサウナルームでミット打ちなど約1時間、動いたものの体重は50・5キロ。リミット47・6キロまで約3キロ落とす必要がある。

 減量の難航は当然、動きに影響。3回のスパーでフィリピンから招いた仮想カルロスに対し、上下に打ち分けて攻め込んだ。井岡一法トレーナーは納得しない。「状態はエエことない。減量がきついのはわかるけど残りの時間で、どこまで気持ちを出してくれるか」と突き放した。本人も自覚は十分。「初防衛戦をクリアしないと本当のチャンピオンじゃない。絶対に負けません」。来月7日の前日計量までぎりぎりの調整が続く。

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