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亀田 2-1判定で6度目防衛、頭下げ「申し訳ない。あかんかった」

[ 2013年4月7日 20:55 ]

1R、パンチを放つ亀田

 WBA世界バンタム級タイトルマッチは7日、大阪・ボディメーカーコロシアムで行われ、王者の亀田興毅(26=亀田)が同級8位の挑戦者パノムルンレック・カイヤンハーダオジム(29=タイ)と対戦、2-1の判定で6度目の防衛に成功した。

 2度も挑戦者変更のトラブルがあった亀田は、昨年12月以来の試合。パノムルンレックは左ボクサーファイター。

 初回は両者様子見。2回に亀田がパノムルンレックの左アッパーを浴びるたものの、連打で応戦。3回、互いにガード突破を狙うが決定打は出ず、亀田はボディーを積極的に打つ。 4、5回ともに接近戦ではガードの上から打ち込むも決定打にならず。6回、遠めからチャンスをうかがう両者中に入れず、亀田はボディー攻撃で相手のスタミナを奪う。

 7回、亀田の遠めからの右が当たり、パノムルンレックがのけぞるシーンも。パノムルンレックも必死の反撃を見せるが亀田がガード。8回、両者接近戦でボディー、アッパーの打ち合いが続く。9回、スピードの落ちない亀田はロープに追い詰められてもかわす。

 10回、距離を測りつつ亀田の放った左フックが当たるも決定打には至らず。11回、パノムルンレックが亀田をロープに詰めるもクリンチで逃れる。亀田はその後距離を測って不用意に飛び込まず。最終ラウンド、ともに距離を取って打ち合わず、最後の30秒で両者連打を試みるも打ち合いにはならず終了のゴング。勝負は判定に持ち込まれ、2-1で亀田が勝利を収めた。

 戦績は亀田興が31戦30勝(17KO)1敗、29歳のパノムルンレックが38戦36勝(19KO)2敗。日本のジムに所属する男子の現役世界王者は8人のまま。

 ▼亀田興毅の話 すんません。申し訳ないです。全然あかんかった。(防衛が)6回目でも7回目でもあかんものはあかん。きょうは何もない。足を運んでくれた人に申し訳ないです。

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