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興毅 気持ちは早くも統一戦!?4・7V6戦も“眼中になし”

[ 2013年2月15日 06:00 ]

防衛戦を発表し、ポーズをとるWBAバンタム級王者の亀田興毅

 WBA世界バンタム級王者・亀田興毅が14日、大阪市内で会見し、4月7日に大阪・ボディメーカーコロシアムで同級8位のジョンフレス・パレホ(26=ベネズエラ)と6度目の防衛戦を行うと発表した。今秋に第2子誕生予定のパパはKO勝利を宣言。翌4月8日に防衛戦を控えるWBC世界バンタム級王者の山中慎介(30=帝拳)との統一戦にも興味を示した。

 真のチャンピオンへ、興毅が腹をくくった。6度目の防衛戦の翌日に行われるのがWBC世界バンタム級王者・山中の3度目の防衛戦。両者がそれぞれ王座を守れば、必然的に発生するのが統一戦の話題だ。山中は世界戦発表の席で「目標は統一王者になること」と明言しているだけに、注目された興毅サイドの思惑。踏み込んだ発言こそ避けたが「目の前の試合をこなしていって、時期が来たら面白いと思う。お互いサウスポーやし」と山中との決戦に挑む覚悟を示した。

 先を見据えるからこそ、防衛戦のノルマは3試合ぶりのKO勝利だ。自身初の指名試合だった昨年12月のルイス戦と比べれば、今回の挑戦者となる同級8位のパレホの経歴は物足りない。「死刑執行人」というニックネームを持ちながら12勝中わずかに4KO。興毅も「印象は特にない」とあっさりと言うほど。だからこそ、一般のファン100人ほどが集まった会見場で「久しぶりに大阪でKOします」と宣言した。

 昨年9月3日に誕生した長男に続き、今秋にも第2子が誕生する。「少子化って言うてるから頑張ってるよ。俺も2人の子供の父親になるし、今まで以上にもっと練習して強くならなアカン」。統一戦以外にも4階級制覇や海外での試合など複数の野望を持つパパ。先につながる有言実行のKOで勝者のコールを受ける。

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2013年2月15日のニュース