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石井、元UFC王者倒し2年ぶり勝利 “流血戦”判定勝ち

[ 2012年12月31日 20:10 ]

3回、シルビアを激しく攻め立てる石井(左)

INOKI BOM―BA―YE2012 石井慧 判定3―0 ティム・シルビア

(12月31日 両国国技館)
 プロ格闘家の石井慧(26=I DASH RHINO)が、元UFCヘビー級王者のティム・シルビア(36=米国)に3―0の判定で、2年ぶりの勝利を挙げた。

 ゴングから攻めまくった。北京五輪柔道金メダリストの本領を発揮し、小外刈りでシルビアを倒すと、グラウンドでの打撃でも優位に。シルビアの右目付近から出血もさせた。ただ、2Rからはペースダウン。34キロ重い元UFC王者を相手に、スタミナ切れを起こし、スタンドでの切れのない攻防が続いた。1年ぶりの実戦といこともあり、攻め切れず、3R終了。判定で勝利を収めたが、場内からはブーイングも起きた。石井はトロフィーを受け取ってもフラフラの状態で「相手が大きくて重かった」とため息をついた。

 新年からは米国代表を目指し柔道復帰を果たす。既にグリーンカード(外国人永住権)も取得。4月12、13日の全米体重別選手権にもエントリーを済ませている。マット、そして畳での戦いへ。石井の挑戦は続く。

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2012年12月31日のニュース