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佐藤「屈辱的だった」…“因縁の相手”とスパー対決へ

[ 2012年6月3日 06:00 ]

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦

(7月8日 横浜文化体育館)
 プロボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(28=協栄)は2日、都内のジムで練習を行い、挑戦者の同級1位シルベスター・ロペス(24=フィリピン)対策で“因縁の相手”をパートナーに指名した。

 低い重心で、上体を柔らかく使うフィリピン人独特のリズムに慣れるため、これまでフィリピン人のWBC世界フライ級15位ウォーズ・カツマタ(勝又)と計24回のスパーリングを消化。さらなる強化を図る王者は11日から6日間、同国出身の日本バンタム級3位ゼロフィット・ジェロッピ・瑞山(千里馬神戸)と実戦練習を積む。

 王者にとって瑞山はただのフィリピン人ではない。09年にトーナメント戦で対戦し、大苦戦の末に引き分けた。勝者扱いとなってトーナメントを勝ち抜いたが「分が良かったとは思えない引き分け。あんなに技術で上回られたことがない。当時は屈辱的だった」と苦手意識が残っている。スパーリングで因縁の相手にケリをつけ、スッキリした気分で本番に臨む。

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2012年6月3日のニュース