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強い!井岡 1R左フック一撃で2度目の防衛

[ 2011年12月31日 19:47 ]

1回、ヨードグン・トーチャルンチャイ(左)に左アッパーを浴びせる井岡一翔

 世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級タイトルマッチは31日、大阪府立体育会館で行われ、チャンピオンの井岡一翔(井岡)が、同級10位のヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)に1R1分38秒でTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。井岡は出だしから主導権を握り、左フックでダウンを奪って試合を終わらせた。

 王者として初めて地元での防衛戦。KO勝ちを宣言していた井岡だが、わずか1Rでの勝利に「自分でもこんなに早く終わるとは思っていたのでビックリした」と驚きを隠せない。キズ一つないキレイな顔で「来年も日本全国のみなさんに力を与えられるような試合をしたい。もっと飛躍できる年にしたいので応援よろしくお願いします」と新年に向けて抱負。最後は「ちょっと早いけどハッピーニューイヤー!」と余裕で締めくくった。

 新年はWBA同級王者の八重樫東(大橋)との統一戦を視野に入れる。階級を上げて叔父の井岡弘樹氏に並ぶ2階級制覇を目指す選択肢もある。

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)大阪・興国高時代に高校6冠、東農大では国体を制するなどアマチュアで105戦。大学中退後の09年4月プロデビュー。10年10月、日本ライトフライ級王者に。11年2月、WBCミニマム級王座を奪い、国内最短のプロ7戦目で世界王者となった。技巧に優れる右ボクサーファイター。戦績は9戦全勝(6KO)。22歳。堺市出身。

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