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新王者だ!山中の両親、祖母も感激「うれしい限り」

[ 2011年11月7日 06:00 ]

声援を送る山中の父・昭則さん

WBC世界バンタム級王座決定戦 山中VSエスキベル

(11月6日 東京・代々木第2体育館)
 観客席で応援していた山中の父・昭則さん(60)は勝利の瞬間、友人らと抱き合い喜んだ。「もう、うれしい限り。皆さんの応援のおかげです」。試合中は地元・滋賀から駆けつけた320人の応援団の先頭に立ち、プログラムをメガホン代わりにして「慌てるな。慎介、落ち着いて」と声援を送った。

 試合後には息子と握手を交わし「中学2年から野球が終わって家に帰ると、お年玉で買ったサンドバッグを倉庫につるして30分から1時間の練習をしてたよ」と当時を懐かしんだ。一緒に観戦していた母・菊江さん(63)は「中学2年の時にボクシングマガジンを見て、南京都高が強いのを知って入学を決めたんです」と感無量の様子で振り返った。

 また、この日午前6時にバスに乗り地元・滋賀から会場まで来た祖母の陽子さん(81)は「小さい頃は勉強はあんまり良くなかったけど素直な子でね。おとなしくて優しくて」と話し、世界王者に輝いた瞬間を見られたことについて「幸せ」と笑顔を見せた。

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2011年11月7日のニュース