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アクシデント関係なし!山中 11回TKO勝ち 29歳の世界初戴冠

[ 2011年11月6日 16:26 ]

クリスチャン・エスキベルにTKO勝ちしガッツポーズする、WBCバンタム級新チャンピオンの山中慎介

 ボクシングのダブル世界戦が6日、東京・代々木第2体育館で行われ、WBCバンタム級王座決定戦は同級3位の山中慎介(29=帝拳)が同級2位のクリスチャン・エスキベル(25=メキシコ)に11回1分28秒、TKO勝ちし、世界初挑戦で初戴冠を果たした。

 ノニト・ドネア(フィリピン)の王座返上で、試合2日前に指名挑戦者決定戦から王座決定戦に昇格した一戦。山中は6回終了間際に左カウンターでダウンを奪い、7回には逆に右カウンターを浴びてダウンを喫したが、その後も冷静に速く的確な得意の左をヒットさせ続けた。

 11回開始早々に会場の照明が消え、試合が5分ほど中断するアクシデントもあったが、山中は再開直後にこん身の力を振り絞って左をヒット。戦意を喪失した相手にさらに猛攻を仕掛けるとレフェリーが試合をストップし、滋賀県から初の世界王者が誕生した。山中は9連続KO勝利で戦績を17戦15勝(11KO)2分けとした。

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2011年11月6日のニュース