京太郎に“待った” リングネームは亀田京太郎!?
リングネームは亀田京太郎!?ボクシング転身を表明した前K―1ヘビー級王者・京太郎(25)が26日、東京都豊島区の角海老宝石ジムで始動した。12月2日に東京・後楽園ホールでプロテストを受験する予定で、合格すれば大みそかデビューの青写真も描いている。その一方で、ワンフレーズの「京太郎」がリングネームとして使用できないことが判明。候補には所属ジム名から「京太郎“宝石”」、亀田家とのコラボで「亀田京太郎」などが挙がっている。
念願のデビューを前に京太郎に思わぬ難題が持ち上がった。これまで「狂太郎レンジャー」や戦国武将の「前田慶次郎」など、何度もリングネームを変更してきたが、ボクシング界から「京太郎」の使用に“待った”がかかった。日本ボクシングコミッション(JBC)の担当者は「ワンフレーズは(内規で)認めてない」と説明。かつて女子の世界3階級王座を獲得した風神ライカも「ライカ」での登録申請を却下された。本名でなくても「ガッツ石松」などはOK。「京太郎」はNGというわけだ。
この展開は京太郎も予想していなかったが、所属の角海老宝石ジムに倣って「京太郎宝石なんていいですね。輝く感じで」と提案。公開練習の行われたこの日は、亀田3兄弟のボクシング中継などを担当するTBSの片山譲治チーフプロデューサーも姿を見せ「キャラ、肩書、日本人初のヘビー級王者の可能性など面白い」と関心を示した。TBSが試合を放送することになれば、亀田家とのコラボも必至。本人も乗り気ということで「亀田京太郎」なども浮上している。
注目のプロテストは12月2日に東京・後楽園ホールで決定。公開練習には50人を超える報道陣が詰めかけ、通行人の多くが足を止めてジムの窓越しに視線を注いだ。関係者によると、デビュー戦はWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(22=井岡)の2度目の防衛戦の前座で行うという構想も浮上している。目指すヘビー級は日本人ボクサーにはハードルが高いが、京太郎は「覚悟はできている。失うものはないし、前に進むだけ」と決意を口にする。新しいリングネームも含め、異例の挑戦からは引き続き目が離せない。
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