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八重樫 TKO勝ち!「家族支え」に新チャンピオン

[ 2011年10月24日 20:47 ]

ポンサワン・ポープラムックにTKO勝ちし、初の世界王座獲得を喜ぶ八重樫東

 世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級タイトルマッチ12回戦は24日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者で同級4位の八重樫東(大橋)がチャンピオンのポンサワン・ポープラムック(タイ)に10回TKO勝ちし、新王者となった。

 28歳の八重樫は2007年6月以来4年ぶり2度目の挑戦で初の世界王座獲得。昨年10月に彩夫人と結婚し、長男・圭太郎君、長女・志のぶちゃんと家族も増え「強いお父ちゃんをみんなに見せるんだ」と誓ってリングに上がった。

 序盤から持ち前のスピードを生かして優位に試合を進めたが、何度パンチを浴びせても倒れない王者のタフさに苦しみ「試合が終わるまで怖かった」という。それでも「子供たちのお陰で何とか戦うことができました」と攻めの姿勢を貫き、最後は八重樫の連打にレフェリーが試合を止めた。

 これで八重樫の戦績は16戦15勝(8KO)2敗。八重樫を含め日本のジムに所属する男子の現役世界王者は最多タイの7人となった。

 ▼八重樫東の話 1ラウンド(のアウトボクシング)を継続していくつもりだったが、そんなに甘くない。思い切り(打ち合いに)巻き込まれた。勝ったということがうれしい。

 ▼ポンサワンの話 やっぱり悲しい。レフェリーが(止めたのが)早いかな。自分はまだできた。でも、相手が強かった。逃げると思ったら前に出てきた。

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