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八重樫、10月に世界再挑戦!岩手出身初の王者目指す

[ 2011年9月12日 19:21 ]

 ボクシングの大橋ジムは12日、同ジム所属の世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級5位、28歳の八重樫東が10月24日に東京・後楽園ホールで同級チャンピオンのポンサワン・ポープラムック(タイ)に挑戦すると発表した。

 岩手県北上市出身の八重樫は、同県勢初の王者を目指す。東日本大震災で家族や親戚に大きな被害はなかったが「被災地にはまだまだ大変な方がたくさんいる。岩手出身で頑張っている人間がいて、世界王者になったというニュースを伝えたい」と話した。

 世界戦は、プロ7戦目だった2007年6月に世界ボクシング評議会(WBC)同級王者のイーグル京和に挑戦して以来2度目。その時はあごを骨折するアクシデントもあり、判定で完敗だった。元世界ミニマム級王者の大橋秀行会長は「最初の挑戦の時はまだまだ子供だった。どん底を見て上がってきた。今度は勝って当たり前」と奪取を期待した。

 八重樫の戦績は16戦14勝(7KO)2敗。33歳のポンサワンは7月に王座に就いたばかりで、戦績は27戦23勝(16KO)3敗1分け。

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2011年9月12日のニュース