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井岡が初防衛!父・一法さんに最高の誕生日プレゼント

[ 2011年8月10日 21:58 ]

2回、フアン・エルナンデス(手前)を攻める井岡一翔

 世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級タイトルマッチ12回戦は10日、東京・後楽園ホールで行われ、チャンピオンの井岡一翔(井岡)が同級1位のフアン・エルナンデス(メキシコ)を3―0の判定で下し、初防衛に成功した。

  リング上を大きく回る挑戦者を追い回し、自らのペースに持ち込んだ。7回終了間際には強烈な右ストレートをたたき込む。11回には左ボディーからの右でぐらつかせた。KOこそならなかったが、強打を誇る相手と最後まで打ち合った。

 初防衛に成功した井岡は「本当はKOしたかったけれど」と言いながらも「次はそれを課題としたい」とキッパリ。また、7月27日に44歳の誕生日を迎えた父・一法さんに「少し遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます」と語りかけ、誕生日のお祝いをプレゼントできて笑顔を見せていた。

 ことし2月に日本選手で最短記録となるプロ7戦目で世界王座を獲得した22歳の井岡の戦績は8戦全勝(5KO)となった。24歳で世界初挑戦だったエルナンデスの戦績は20戦18勝(13KO)2敗。

 日本のジムに所属する男子の現役世界王者は5人で変わらない。

 ▼井岡一翔の話 (エルナンデスは)本当に強かったけど、(会場に)足を運んでくれた皆さんのために勝ちたかった。まだまだ強くなるところを見せたい。これからは一戦一戦がビッグマッチになる。ベストチャンピオンを目指して頑張る。

 ▼エルナンデスの話 悲しい夜になった。井岡の集中力を欠くように、もっとパンチを出したかった。(相手の)右のパンチが良かった。

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