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興毅“生歌デビュー”へ!全勝挑戦者を「KOや」 

[ 2011年7月3日 06:00 ]

会見後、練習を公開した亀田興毅は鍛え上げた筋肉美を披露

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

(8月31日 日本武道館)
 WBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24=亀田)が2日、都内の亀田ジムで会見を開き、8月31日に東京・日本武道館で同級8位のダビド・デラモーラ(23=メキシコ)と2度目の防衛戦を行うと発表した。興毅は無敗の挑戦者相手にKOでの防衛を宣言。日本武道館はコンサートも行われる会場とあって、防衛成功後にはリング上で生歌を披露することも明言した。

 王者として武道・格闘技の聖地への初進出。会見に黒い帽子、首に青いスカーフを巻いたイタリア風ファッションで登場した亀田興毅は、並々ならぬ決意?を口にした。「日本武道館で1回やりたかった。武道館は“歌の聖地”だから、俺も大毅のように歌を歌おうかな」。世界戦で初のKO勝ちとなった5月の初防衛戦に続きKO防衛に成功したあかつきには、弟の大毅ばりにリング上で生歌を披露することをぶち上げた。「あんまりうまくないけど、ボクシングも歌も練習しとこうかな」と早くもノリノリだ。

 “生歌デビュー”の前に立ちはだかるのは23戦全勝のデラモーラ。豊富な手数と的確なコンビネーションを持ち味とする右ボクサーファイターだ。それでも「映像はまだないが、ファイターみたいなのは分かる。けど俺はもっと上のレベルやな」と自信満々。「無敗だからいい選手だろうとは思うが、これぐらいはKOしとかんといかん。バンバンバンとKOや」と余裕の表情で話した。

 昨年12月に3階級制覇を達成。まずはバンタム級での防衛回数を伸ばすことを目指すが、その先を見据えた“肉体改造”も行っている。「次のスーパーバンタム、フェザーとつなげたいから。体をしっかりとつくって進化している。期待して。体も強くなっているから」。丸太やタイヤを使った筋力トレーニングなどをこなし、現在は体重61キロで胸囲が100センチ。ふくらはぎも以前より3センチほど大きくなったというだけに、見た目にもたくましさが増している。

 「強いボクシングで、武道館の大勢の人が興奮するような試合がしたい」。ベールに包まれている生歌を披露するために、試合では進化した姿を見せつける。

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