さあ、ゴング！粉川　コーラがぶ飲みで王者挑発

計量をパスしポーズをとる王者・ポンサクレック（左）と挑戦者・粉川拓也

　プロボクシングのＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチの前日計量は３０日、タイ・ハジャイ市内のホテルで行われ、王者のポンサクレック・ウォンジョンカム（３３＝タイ）、挑戦者の粉川拓也（２６＝宮田）ともにリミットの５０・８キロでパスした。

　初の世界戦を控え「少し緊張している」という粉川だが「ＫＯで勝つイメージはできている。あとはリングに上がるだけ」と判定が不利になるといわれる敵地でのＫＯ勝利を誓った。

　前夜１６０グラムのステーキを食べても、この日朝の体重はリミットを下回るほどで仕上がりは万全。計量後は王者ポンサクレックを前にコーラをガブ飲みするパフォーマンスも見せた。

　“日本人キラー”と呼ばれる王者は「内藤（大助）の後輩だと知っている。ビデオを見たが別に普通だ」と挑発気味に話したが、粉川は「応援してくれた人に恩返しをしたい」。感謝の気持ちを胸に“内藤２世”が１日、リングに立つ。