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「足パンパンやねん」大毅 新スタイルで2階級制覇へ

[ 2011年6月7日 06:00 ]

カメラの前でポーズをとる亀田興毅(左)と亀田大毅

 元WBA世界フライ級王者で亀田3兄弟の次男・大毅がノンタイトル10回戦を7月8日に行うことが6日に発表され、対戦相手はチャッチャイ・モンソンジムに決まった。2階級制覇に向けてのステップとなる一戦に向けて徹底的に下半身を強化。“ニュースタイル”で年内の2階級制覇を目指す。三男・和毅はボーイ・ドンディー・プマールを迎え、WBC世界ユースの3度目の防衛戦を行う。

 “ニュー大毅”に生まれ変わり、野望を実現させる。会見に現れた大毅は「もう足パンパンやねん」と悲鳴を上げた。そのわけは徹底的に下半身を強化しているから。ゴムチューブやダンベルなどを足に巻いた特訓を積んだことで、この日履いていたジーンズはピチピチになっていた。

 これまではベタ足で相手との距離を縮め、一発狙いの試合が目立った。だが「引き出しを増やし、どんな相手でも対応できるように」と下半身中心のトレーニングを実施。新スタイルは体力の消耗が激しく「10ラウンドは持たへんから、それまでに終わらしたる」と早いラウンドでの決着を望んだ。

 興毅も「これが完成したら5階級制覇やで」と未完成の新スタイルに期待した。さらには「スタイルをガラッと変えてスパーもええ感じや。タイトルマッチは年末くらいにやれたらええ」と3兄弟そろっての年末の亀田祭りに意欲を見せた。

 大毅も「福岡で初めてやし印象づけられるいい試合をしたい」とやる気は十分。足を使った不慣れな新スタイルで完勝した先に、年末の2階級制覇を見据えている。

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2011年6月7日のニュース