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感慨の井岡会長「まさか取り返してくれるとは」

[ 2011年2月12日 06:00 ]

TKO勝利しファンの声援にこたえる井岡一翔(手前)を後ろで見つめる井岡会長

WBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦

(2月11日 神戸ワールド記念ホール)
 レフェリーがTKO勝ちを示すと、セコンドから一番早く飛び出した井岡弘樹会長(42)は「まさか取り返してくれるとは。信じられない」と声をうわずらせた。

 井岡会長は1987年、当時の国内最短記録に並ぶ9戦目で同級王者となった。18歳9カ月で世界奪取は今も日本選手の最年少記録として残る。井岡会長が世界初挑戦の前に6人の世界王者を育てた名伯楽の故エディ・タウンゼントさんからもらったネックレスは今、同じ道を歩んだおいの胸元に光る。ジム初の世界王者誕生に「自分が獲ったときと同じくらいうれしい」。会長として、叔父として、感慨にふけった。

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2011年2月12日のニュース