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小見川、メンデスに判定負け…決め切れず悔い

[ 2011年2月7日 06:00 ]

メンデスのキックを浴びる小見川

 UFC126は5日、米ラスベガス・マンダレイベイ・コンベンションセンターで行われ、3年ぶりに復帰した小見川道大(35=吉田道場)は全勝のチャド・メンデス(25=米国)に善戦しながらも判定で敗れた。

 3年ぶりのオクタゴンはほろ苦いものになった。試合終了のブザーが響くと、小見川はオクタゴンのマットを何度も叩いて悔しがった。

 悔いが残る試合だった。1Rはメンデスのタックルにしっかりと対応。テークダウンを許しながら、フロントチョークで応戦して左腕を決める寸前まで行ったが「ワセリンで腕が滑った」と決めきれなかった。2Rは相手の右フックでダウンを喫し、肘攻撃で左眉をカット。最終Rも最後までペースをつかめなかった。縫った左眉が痛々しい小見川は「強い選手で作戦もしっかりと立てていた。こっちが相手のペースに乗ってしまった」と唇をかんだ。

 3年前は現在より重い階級でUFCに参戦したが連敗。今回の65・8キロは自らの適正体重のはずだったが「オクタゴンに入ったら雰囲気にのまれてしまった」となれない金網に動きが硬くなった。「きょうは完敗。勉強になりました。もう一度この試合のビデオを見て、課題を改善したい。もう一回やるだけ」。どん底に落ちた小見川は、再起を誓って前を向いた。

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2011年2月7日のニュース