亀田兄弟　今後地方で積極的展開　大毅は沖縄で階級変更後第１戦

強化合宿で起伏の激しいコースを駆け上がる亀田興毅（左）と亀田大毅

　ボクシングの「亀田３兄弟」のマネジメント会社、亀田プロモーション社長で世界ボクシング協会（ＷＢＡ）バンタム級チャンピオンの亀田興毅（亀田）は３日、今後は兄弟の試合会場を大都市に限定せず、地方で積極的に行う方針を示した。

　前ＷＢＡフライ級王者でスーパーフライ級との２階級制覇を目指す弟の亀田大毅（亀田）は、４月２日に沖縄県立武道館で階級変更後の第１戦に臨むことが決まった。対戦相手は未定だが、世界ランカークラスを予定しており「やる気になっている。世界戦より次の試合しか考えていない」と話した。

　亀田兄弟は３日に栃木県芳賀町内のゴルフ場で強化合宿を公開。今回は２日間と短期で、起伏の激しいコースをダッシュを含めて１日約２０キロを走った。

　亀田興は「次の試合に向けてハードな練習に耐えられるだけの体づくり。アップダウンがしんどい。足腰に来るな」と笑った。昨年１２月に日本選手初の３階級制覇を達成したが、対戦相手の質が低いなどの理由で批判の声も多かった。「満足はしていない。５階級制覇すれば文句は出ない。５階級が俺の目標」と新たに志を高く掲げた。