成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

2017年5月第4週

[ 2017年5月23日 05:30 ]

 <週間賞>

圧勝で ブルペン今日は 休業す

         (大阪市・喜多哲士)

<佳作>

口角を 2ミリ引き上げ 花貰う

        (和歌山市・田村好史)

ベテランと チームもたまには 箸休め

         (京都市・池上 博)

今日も又 なんとかするよと 高見酒

         (神戸市・野中勝敏)

行きますよ グローブ持って 孫連れて

         (徳島市・篠原敏彦)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 破竹の勢いで始まった今節だったが、連勝があれば連敗もある。

 16日の中日戦は週間賞の喜多哲士さんが詠むように、ブルペン陣は開店休業で、秋山投手の独り舞台だった。

 プロ8年目にして自己最多の12奪三振。1失点で今季3勝目はチーム初完投。

 中谷選手の先制3ラン、5回2死満塁で糸原選手の中押し二塁打、糸井選手の6回ダメ押し弾でセ・リーグ5球団全てに勝ち越しのおまけ付きだった。

 翌17日は、能見投手にとって通算1500投球回の“祝日”。6回1/3、5安打1失点だったが勝ち星がつかず、チームは甲子園6連勝で貯金12。

 田村好史さんの口角2ミリ引き上げが嬉し、悔しが出ていていいな。

 18日から黒星が3つ続いた。池上博さんは箸休めと詠んで入選。福留選手もスタメンを1試合外れ、休んでいたよね。

 強いと、野中勝敏さんのように、左うちわ句が多くなる。

 チーム本塁打数28本。中谷、高山、上本、伊藤隼の各選手らが打ち出すと、孫を連れて外野席へ行きたくなるよね。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールは別項のアドレス、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は28日必着。掲載は30日。

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